ウェンディーズのロゴの象徴である赤髪少女をグレーヘアーに変えたらどうなったか?

配色の基本

先日、世界的に有名な企業のロゴデザインに関する興味深いニュース(こちら)がありました。
企業の象徴である、ロゴのデザインを一時的に変更したところ、顧客の間で論争が起きてしまったんですね。

もしキャンペーンや何かに対するメッセージの一環として、ブランドのロゴを一時的に変えようと考えてる人は、ぜひ読んでいただきたい内容です。

時代のトレンドが反映された騒動なので参考になると思います。

ウェンディーズのロゴの象徴である少女の赤髪をグレーヘアーに変えたらどうなったか?

今回の記事はThe Wendy’s logo divides customers by going greyを元に作成しています。

ウェンディーズが一時的にロゴを変更

みなさんもご存知かと思いますが、ハンバーガーを中心とするファーストフードを展開しているウエンディーズ。
赤毛の三つ編みをした少女でおなじみのロゴが有名ですよね?

このウェンディーズのカナダ法人が、白髪になった三つ編み少女の画像をSNSに掲載したのです。
トレードマークであるあの赤毛が、グレーに変わったのです。

ニュースキャスターへの支持表明

なぜウェンディーズのカナダ法人が、そのようなことをしたかというと、日本でもネットニュースになっていたので知ってる人もいるかもしれません。

実はカナダの女性ニュースキャスター(50代)が、番組スタッフから髪をブロンドに染めるよう要求されたという話がありました。
けれどニュースキャスターはそれを拒否し、グレーヘアーを貫いたんですね。
それが原因かは不確実ですが、ニュースキャスターは番組との契約が終了したそうです。

この件を受けてウェンディーズは、ロゴのトレードマークである赤毛をSNS上でグレーヘアーに変えたのです。

「私たちウェンディーズは、女性ニュースキャスターの行動を支持している」
「髪を染めずに白髪のままでいいんだ」

そういったスタンスをを示すためですね。

賛否両論の反応

ところがそんなウェンディーズの行動が、SNS上で顧客によって多くの論争を引き起こしたのです。

  • 女性ニュースキャスターへの共感は素晴らしい!
  • ウェンディーズのシンボルをそんな簡単に変えるの?
  • なぜ少女が急に白髪になるの?

正直な話、この件について表面だけを見れば、ウェンディーズの行動にそんなに騒ぐことなの?と思うかもしれません。

しかしウェンディーズの企業として社会におけるこれまでのふるまいが、賛否両論を巻き起こしたわけです。

過去の差別的行動

SNSに寄せられた意見によると、実はウェンディーズは過去に年齢や体重、そしてアレルギーへの対応など、あらゆる場面において差別的言動をとっていたという主張が見られました。

ウェンディーズのサービスやふるまいに対する不満をもっていたユーザーたちがたくさんいたわけですね。

日本のSNSでもこういった光景は見かけられますよね。

メッセージへの疑い

そういったウェンディーズの残念なふるまいがあったからこそ、今回の女性ニュースキャスターへのメッセージまで疑われてしまったんですね。

「お客さんに対しては差別的なふるまいをするのに、今回の女性ニュースキャスターの件には共感する。
差別や偏見に対して意識高いフリをしてるだけでは?」と。

SNS上での顧客の反応でとても印象的だったのが、「ウェンディーズは結局年齢差別をしてるのでは?」という意見です。

というのも、ロゴデザインの少女は確かにグレーヘアーになったけど、顔は少女のままです。
「顔も髪と同じように年をとらせたら、ウェンディーズによる行動は支持できたのに」とユーザーは主張しました。

つまり「グレーヘアーの年齢の女性は三つ編みなんかにしないという偏見をもってるのでは?」という意見です。

とりあえず髪をグレーヘアーにしてみた、というたくらみに感じてしまった人がいたことは事実です。

普段からの行動がカギ

今回のウェンディーズによるロゴデザイン変更は企業に教訓をもたらしました。

ただ単に美味しいハンバーガーを売っているだけでは足りない時代になったのです。

アレルギーのある人にふさわしい対応をする
飼い犬に食べさせるためにハンバーガーを買う人がいることも理解する。

など課題はたくさんあると思います。

つまりどんな商品を売っているかではなく、どのように売っているのかまで問われている時代なのです。

そうなると企業の考え方や言動、製品の質まで一貫性がないといけないわけです。

日本にも今回のウェンディーズに似た企業がありましたよね?
ホームページではダイバーシティを実現すると言いながら、実際は外国人差別をしていたなど。

SDGs、多様性、環境への配慮・・・
などなど色々と謳っているけれど、それって本当にその企業の価値観に沿ってるのかなと。

現在はSNSの普及も一因となりあらゆる面で透明性が求められている時代です。
企業のロゴデザインの変更は、企業の価値観とこれまでのふるまいがしっかり一致しているか、いったん考えてみるのがいいですね。